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＜症状＞

ばね指では指を曲げた状態から伸ばすときに引っ掛かるような（バネ現象）症状や痛みが走る、指の付け根を押さえると痛い、腫れている、触るとしこりのようなものを触れる、指が完全に伸びない、曲がらないなどの症状が出てきます。

＜原因＞

指をよく使う職業やスポーツなどで起きやすいです。ハサミをよく使う職業やゴルフ、テニスなどスポーツをよくする人など、指に度重なる負担がかかる場合に多く認められます。

＜治療方法＞

①安静：指にかかる負担を減らすため、作業を控えたり、運動の量を減らしたりします。痛みが強い場合にはテーピングなどで動きを制限します。

②薬・注射による治療：炎症が起こっているために痛みが出現しており、炎症を抑えるためのステロイド注射を行います。また、炎症を抑えるような外用薬（湿布や塗り薬）、内服薬を使用します。

③手術療法：日常生活に大きな支障をきたす場合や、指が曲がったまま伸びない、伸ばしたまま曲がらないような症状が続く場合には、痛みの原因となっている腱鞘の一部を切り離すことで、腱の動きをスムーズにすることができます。