ストレッチング
ストレッチングとは、筋肉を伸ばし緩め、関節の可動域を広げる運動です。 身体の柔軟性を高める効果があり、ウォーミングアップやクールダウンとしても 行われます。
身体の形さは健康に関係ないと思われる人も多いかもしれません。 しかし、”身体が硬い人は血管が硬く、血管年齢も高い” ということが言われるように なってきました。
血管が硬いと、動脈硬化や高血圧、脳卒中や心筋梗塞など命にかかわる病気のリスクが 上がってしまします。血管の老化を防ぎ、血管を若く強く保つことは健康でいるための 大切な要素といえます。
一般的に血管の若返りには、ウォーキングなどの有酸素運動が効果的とされています。 ただ、有酸素運動だけでは血管の壁を新しくしたり修復したりすることはできません。 ストレッチングをすることで筋肉が伸ばされ、コラーゲンを生成する線維芽細胞が活性化 されるため、シミやたるみを引き起こすコラーゲンの糖化などの改善も期待できます。
以下のようにストレッチングは私たちの身体にさまざまな効果をもたらします。
◎こり、冷え、浮腫みの改善:ストレッチングで血流が改善されると、こりがほぐれ やすくなります。体温も高めてくれるので、冷えが改善され代謝も上がり、 浮腫みも解消されやすくなります。
◎ストレス解消:副交感神経が優位になりリラクゼーション効果がもたらされるので、 身体の緊張も緩み、リラックスができ気分もすっきりするでしょう!
◎ケガをしにくい身体づくり:柔軟性を高めれば、思わぬ転倒や靭帯損傷といった ケガのリスクを減らすことができます。
◎関節痛の軽減:身体の硬さは腰や膝などの痛みとも関係しています。 加齢によって関節が硬くなる人が増え、脚をスムーズに動かしにくくなるため、坂や 階段の上り下りが不自由になったり躓きやすくなったりするリスクが高くなります。 また、筋肉が硬いと姿勢や筋バランスが悪くなるため、それをかばうために腰や膝に負担が かかり、腰痛や膝痛、股関節痛などを引き起こしてしまうのです。