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湿布の種類

日常生活の中で肩こりや腰痛、捻挫、筋肉痛などで湿布を使用することが多いと思います。その中で茶色いテープタイプのものや、通常の白色のものであったり、「冷たい湿布」「温かい湿布」など種類が様々あります。今回はそれらの違いや効果について説明したいと思います。

テープ剤とパップ剤

湿布の素材には、薄く伸縮性があり比較的粘着性が高い「テープ剤」と不織布に水分を含み、厚みのある「パップ剤」の2種類があります。一般的に茶色いテープ、白い湿布と区別する人が多いでしょう。

  《テープ剤》

粘着性が高く剥がれにくいので肘や膝などの関節部分への使用が適してます。肌色で匂いが少ないものが多いので、比較的目立ちにくいです。また、粘着力が強いため皮膚への刺激が強く、かぶれやすいのも特徴です。

《パップ剤》

テープ剤に比べて粘着性が低く剥がれやすいですが、皮膚への刺激が弱く かぶれにくいとされています。清涼感や匂いがあるものが多く、それを好まれる方もいます。また、含んでいる水分も多いため保湿効果もあります。

⭐︎ 湿布には1日1回タイプのものと、1日2回タイプのものがあります。 皮膚のかぶれを防ぐためにも、どちらも24時間の貼りっぱなしは避け、1日1回タイプなら8~10時間  2回タイプなら4~6時間ほど貼ると良いでしょう。 皮膚の弱い方はもう少し短い時間で剥がすなど状態に合わせて使用してください。

冷湿布と温湿布

 《冷湿布》

主に、炎症・痛みの抑制を狙った湿布で、炎症を抑えたり鎮痛効果が得られます。患部が腫れている・熱を持っている時は冷たい冷湿布がいいでしょう。ぎっくり腰や捻挫、筋肉痛などの急性の痛みの緩和に効果的です。

 《温湿布》

主に、血行の改善を狙った湿布で、血液循環の改善や新陳代謝促進を促します。お風呂で温めたり、患部をさすったりすると気持ちいいと感じる時は温湿布がいいでしょう。肩こりや慢性的な腰痛、神経痛など慢性的な痛みに効果的です。

⭐︎冷湿布には「メントールやハッカ油などの冷感成分」、温湿布には「カプサイシンなどの温感成分」により 冷たく感じる、暖かく感じる だけで実際の温度は変わりません。どちらも消炎鎮痛効果の成分は同じものを使用しているので、自分の痛みに心地いいのはどちらかで選んでも良いでしょう。